Euphorbia debilispina L.C.Leach
原産国:ザンビア共和国
ザンビアに自生するユーフォルビアの一種です。
標高1,250m、開けた疎林地帯で、石灰岩の浸出地形(石灰岩の上を水がしみ出す平坦地)や裸の石灰岩上に自生しています。
種小名はラテン語でdebilis(弱い、もろい)+ spina(刺)となり、つまりdebilispnaは「弱い刺をもつもの」という意味になります。
小型の低木で、基部から密に分枝し、高さ最大14cm、直径最大60cmの群生を形成します。
枝は明るい緑色から灰緑色で、節があります。
大家族を抱えるユーフォルビア属の中でも、特徴的な見た目をしている種です。
人気があまり無いためか、流通は多くありません。
石灰岩上に自生するため、アルカリ性土壌を好む種であると考えてしまいがちですが、用土の要求水準は低く、概ねどのような用土でも問題なく育ちます。栽培、繁殖(挿木)共に容易ですが、実生苗の流通は皆無です。挿木でいくらでも殖える種だからかもしれません。
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